福島原発の影響

福島原発の影響について考えてみましょう。
それは健康への影響と言うことです。
福島原発から放射能が漏れたことは紛れもない事実ですが、それがどの程度健康に影響するかは明確にはわからないようです。
今までの報道から見てみましょう。
地震が発生した2日後の福島原発の正門のところでの値が1000マイクロシーベルトであったと言います。
この数値は短時間であれば健康に影響しない値とされています。
また、福島原発の建屋が水素爆発した後に測定したものとしては、10キロ以内にいた病院の患者15名から放射性物質が検出されています。
また、別の避難所の133人のうち19人が被曝の恐れがあると報道されています。
原発から3キロの避難所にいた人は4万cpmの放射線が観測され重い被曝量と判断されています。
このように福島原発の近くにいた人は被曝の恐れがあると考えてよいでしょう。
しかし、、どれだけ離れると安全なのかという点については判断が難しいようです。
風向きや地形によって放射能の到達距離が異なってくるからです。
放射性物質が大気中にあると考えられる時には、外出を控えて窓をきちんと閉めるなどの対応が有効であると考えられています。
健康に対する影響としては放射線の量だけで決められるわけではありません。
放射能によって新たな化学物質が生成され、これが大気や食物を通して体内に入ることが予想されます。
そして、将来の健康障害となる可能性があるのです。

チェルノブイリのような大規模な汚染を引き起こすことはないにしても、不安材料があることには間違いありません。

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