福島原発と汚染
2011年3月11日に起きた地震によって、福島原発は大きな被害を受けました。
その結果としてメルトダウンが発生したのです。
これにより放射性物質が大気中に放出され、放射能汚染を引き起こしています。
その放射線量の総量については、推定の域を出ないのですが東京電力だけではなく、海外でも試算されています。
チェルノブイリの放射能汚染に対してどの程度の割合であったのかと言うことです。
総放出量は当初110,000tBqとされていましたが、その後630,000tBqに修正されています。
そして、さらに770,000tBqに訂正されているのです。
この数値はチェルノブイリの約15%に相当します。
また、それとほぼ同じ量の放射能が海水に流れたと考えられています。
オーストラリアの気象当局では事故から4日程度でチェルノブイリの50%に相当していると試算しています。
また、フランスの研究機関では10%としています。
このように汚染の程度については、それぞれで試算の数値が異なっています。
正確なところはわからないのです。
汚染量に関する情報は、かなり入り乱れています。
国や東京電力としては汚染の心配はないと言うためのデータを示したつもりだったのでしょうが、そのために無用な疑いをもたれる結果となってしまっています。
各地の放射能モニターによる汚染マップが作られています。
国の言うことがあてにできないために、自分たちで何とか調べたいと言うことでしょう。
インターネットでは各地の地図が掲載されています。
これは放射能汚染が福島原発の30キロ圏外でも進んでいると言うことを示しているのです。
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